☆ヘアドネーションについて☆
皆さまこんにちは♬︎
スタイリストの野木です。
今日は皆さま1度は聞いたことはあると思う、ヘアドネーション(Hair Donation)についてお話したいと思います。
ヘアドネーションとはアメリカで始まった慈善活動で、「ドネーション」とは「寄付」いう意味。
つまりヘアドネーションとは、髪を寄付することです。
寄付するものと言えば、お金が一般的でしょうか。
他に寄付するもの・・・あまり思いつきませんね。
髪の毛を寄付する・・・初めて耳にする方も少なくないかもしれませんね。
寄付された毛髪で医療用ウィッグを作り、無償で提供しているのです。
日本では、2009年にあるNPO法人がスタートさせ、今では扱っている法人が複数あります。
この、メディカルウィッグを利用できるのは、18歳以下の子どもと決まっています。
小児がんや事故などで頭髪に悩みを抱える子どもを対象としていて、申し込みや利用に費用はかかりません。
ヘアドネーションが始まった当初は、認知度が低く、申し込んでから完成まで4年はかかっていたそうです。
最近では、有名人などが寄付をして認知度が上がり、数ヶ月〜半年、長くても1年程で出来上がるようになりました。
1つのメディカルウィッグを作成するのに、30〜50人のヘアドネーションが必要なんだそうです。 なかなかですよね・・・。
こういう言い方をすると押し付けてるような印象になってしまいますが、一人でも多くの協力者がいることで、ヘアドネーションは成立するものなんですね。
ヘアドネーションするには、ブリーチやパーマをしてる毛髪、くせ毛はダメ・・・?
というイメージはありませんか??
お人形のような、まっすぐな黒髪でないといけない、という決まりはありません。
ブリーチやパーマをした毛髪でもOKです。
白髪でもOKです。
程度が軽ければダメージヘアでもOK。
ただ、あまりにもハイダメージで、軽く引っ張ってちぎれてしまう状態のものは、ダメ!という事になります・・・。
年齢や国籍、性別も問いません。
寄付する長さも様々で、31cm以上は必要ですが、女の子のロングヘアに50〜60cmは必要なので、寄付までにかなりの年数を要する事になります。
なんとなくロングヘアにされてて切るきっかけの無い方は、1度チャレンジされてもいいかもしれませんね☆
〜ヘアドネーションの流れ〜
- ヘアドネーションをしたい旨を伝え、対応しているかどうかの確認をして美容室でカットしてもらう。
- 寄付する長さを決める。
(先程も記載したように、31cm以上は必要となります。カットした後のデザインも含めて担当スタイリストに相談してみてください。) - 寄付する髪は、小さい毛束に分けてゴムで結び、結び目の1cm上をカットします。
- カットした毛は持ち帰り、ご自身でNPO法人へ必要な書類とともに発送します。
注意しないといけないのは、発送する髪が完全に乾いている必要があります。
髪が濡れていると、雑菌が繁殖したり、カビが生えたりする原因になってしまい、ウイッグ素材として利用できません!!
シャンプー後にドライヤーで乾かした髪は意外と髪の内部に湿り気が残っているもの。
なので、必ずシャンプー前の乾いた髪をカットしてもらいましょう!
NPO法人によっては、自分でカットした髪でも寄付を受け付けているところもあります。
寄付する先によって、それぞれ細かな規定がありますので、事前にチェックしてくださいね。
因みですが、「ヘアドネーション NPO」で検索すると、たくさんのサイトが出てきますので、一度、ご確認の上、美容室にてお申し出くださいませ。
Google 「ヘアドネーション NPO」検索結果
https://www.google.com/search?q=%E3%83%98%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3+npo
いつもは捨てられてしまう髪が、子どもたちの髪になって生まれ変わるなんて素敵な事ですよね。
もし、今髪を伸ばしてる方は1度チャレンジしてみてもいいかもしれませんね☆
もし、ヘアドネーションにご興味のある方は当店でもスタッフにお気軽にお申し出くださいませ。
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